センバツ出場・花咲徳栄ショック!卒業生がグラブ盗んで逮捕(スポーツ報知)

 埼玉県警加須署は3日までに、花咲徳栄高校(同県加須市)から野球部員のグラブを盗んだとして、窃盗の疑いで同校卒業生のアルバイト・榎本将広容疑者(21)を逮捕した。逮捕容疑は昨年11月、同校野球部グラウンド施設内に侵入し、野球部員のグラブ9個(計約34万円相当)を盗んだ疑い。同校は今春の「第82回センバツ高校野球大会」に出場が決まった強豪校だけに、部員には精神的な打撃が広がった。

 7年ぶり2度目のセンバツ出場を決めた花咲徳栄の野球部員75人には、ショッキングな事件が起きてしまった。

 逮捕容疑は昨年11月22日から24日の間に、グラウンドのバックネット裏スタンドに保管してあった野球部員のグラブ9個(計約34万円相当)を盗んだ疑い。

 同校によると、被害にあった数日後、同校野球部員が上尾市内の中古スポーツ用品店で、盗難に遭った部員の選手名が刺しゅうされたグラブを発見。榎本容疑者がこの店に中古品として、盗まれたグラブ9個のうち数個を計約1万円で売っていた。残りのグラブはまだ見つかっていないという。

 学校側と部員の保護者らが話し合った結果、被害の相談を受けた加須署が捜査し、先月18日に逮捕した。榎本容疑者は「遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認め、店側は「盗品だとは思わなかった」と説明。同校の山本末一副校長は「球児にとって、グラブは高校野球の大切な思い出が詰まっているので、ショックは大きいと思う。OBがこんなことをするのは残念で仕方がない」と話した。

 事件当時は連休中で、野球部は県外への遠征でグラウンドを留守にしていた。遠征に帯同していなかった部員が屋外のスタンドにグラブを放置したまま帰宅したところ、盗難の被害にあった。

 同校によると、榎本容疑者は入学直後に数週間、野球部に体験入部。その後はラグビー部に所属し、レギュラーとして活躍していたという。グラウンドから野球部の寮へ続く裏口の鍵が、部員間では簡単に開けられるようになっており、榎本容疑者も鍵の開け方を知っていたとみられる。

 日本高校野球連盟へは、センバツ出場校の選考過程で報告したといい、同校は「センバツ出場への影響はないと思う」。同部では、用具の自己管理の強化を呼びかけるとともに、鍵の施錠の徹底やその交換なども検討している。事件について、山本副校長は「センバツに向けて頑張っているときに、水を差したことは許せない。部員は気持ちをしっかり持って、甲子園で活躍してほしい」と、大舞台での活躍を期待していた。

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司法過疎地で相談千件、29歳弁護士奮闘(読売新聞)

 日本司法支援センター(法テラス)のスタートとともに、「司法過疎地」の新潟・佐渡島へスタッフ弁護士1期生として赴任した冨田さとこさん(29)が3年余りの間、多重債務に苦しむ島民の過払い金4億1000万円を取り戻すなど奮闘し、この春、沖縄に転任する。

 冨田さんは「小さな島から日本を俯瞰(ふかん)しているような毎日だった」と振り返る。

 東京23区の約1・4倍の面積に6万5000人が暮らす佐渡島。法テラス開設前は、男性弁護士(70)が1人だけだった。冨田さんは「過疎地で何でも一人でこなし、成長したい」と希望した。

 高校生の頃に弁護士を志し、都立大学(当時)で熱気球部の部長を務めながら、在学中に司法試験に合格。都内の法律事務所で2年間経験を積んだ。先輩に「事件なんか少ないよ」と言われて赴任した。

 ◆相談4割が多重債務◆

 ところが、事務所を開く前日から、相談予約の電話が鳴り続けた。これまでに受けた相談は1000件を超えた。4割を多重債務が占める。相談した人たちは「これまではどこに相談すればいいのかわからなかった」「船で本土まで出かけなければならなかった」と話す。

 4000万円の借金を抱える50歳代男性漁師の相談を受け、自己破産して再出発を図るための手続きを進めている。父親が残した漁船の新造時の借金に住宅ローンなどが重なり、魚の価格低下による収入減で返済が滞った。自宅が競売にかけられた男性は、「どこから手を付けていいのかわからなかった。暮らしにめどがついた」と話した。

 農漁業が盛んな佐渡は、島民の結びつきも強く、日々の暮らしには困らない。だが、現金収入源が少なく所得水準が低い。ひとたび借金して利息がかさむと、たちまち返済に窮する。

 冨田さんは「自己破産させないようにと周囲で支え合うことが、債務問題を複雑にしている」と話す。初対面の相談者に必ず、「ほかに誰か借金している家族はいませんか」と尋ねるようになった。

 ◆過払い金4億取り戻す◆

 利息制限法の上限金利を超えて借り手が払わされた「過払い金」のケースも多く、300件以上の返還請求訴訟を起こすなどし、取り戻した額は約4億1000万円に達した。

 悪質な訪問販売の被害に遭って自宅を競売にかけられたお年寄り、日々の米を買うために消費者金融の無人契約機で借金を重ねる若い女性……。法テラスには様々なケースが寄せられる。

 認知症を患う女性が「お金を取られる」とヘルパーをどなりつけるようになり、社会福祉協議会から相談を受けた冨田さんは、成年後見制度の後見人になった。女性の財産を管理し、ヘルパー利用を続けられるよう介護施設と契約した。

 「司法、福祉、介護などの専門家が連携すれば、多くの人を支えられる。弁護士の新たな可能性が見えてきた。近所の世話焼きおばちゃんのような弁護士でありたい」。3月、沖縄へ転任し、裁判員裁判で弁護活動に携わる。

 ◆法テラス=身近な法律相談の窓口として、2006年に業務を開始した法務省所管の独立行政法人。民事事件の弁護士費用立て替え、刑事事件の国選弁護制度運営、法的トラブルに関する情報提供などを行う。地裁の所在地50か所のほか、離島など弁護士が不足している26か所に司法過疎地域事務所を設けるなど計97か所に事務所がある。スタッフ弁護士は約200人。弁護士費用立て替え利用は、07年度6万8910件、08年度8万442件。09年度は10万件を見込んでいる。

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